先週木曜から(ビジネスデイ)日曜まで行われていた、東京ゲームショーも無事終了しましたが、ゲーム業界ではあまり目立たないニュースがあったりしましたが、サードパーティーのゲーム開発者らの尾を引きそうな発言が注目されました。
まずロックマンのキャラデザで有名になり、いくつものカプコンのプロデューサーをしていた稲船敬二氏が「今年のTGSはみなさんは正直どう思いましたか?僕も期待してTGS会場いったんですけど、あまりにもつまらなくて、こんなんじゃダメだと日本のゲーム業界も終わったなと。でも、終わってないのを見せるためにですねぇ、ここにデッドライジング2を用意しました。」と外国人向けにリップサービスした模様です。又メタルギアソリッドの監督で有名な小島秀夫氏はKotaku記者のメタルギアの最新作PSP用ソフトメタルギアソリッドピースウォーカー(以下;PW)は海外のゲームはどのくらい「PW」のゲームデザインに影響与えましか?の問いに「影響されているというか海外のゲームにしか魅力を感じない。ゲームショーも今年の御三家、『モダンウォーフェア2』と『アンチャーテッド2』と『アサシンクリード2』だけをやってたらいいかなと。日本のゲームはもちろんすばらしいのもあるとは思いますけど、僕は(世界観やゲーム性を含め)あまり興味がないし。でも、『ラブプラス』はちょっとやりたいですね。」と日本のゲームに対してジョーク交じり(?)の回答をしていました。
また小島氏は東京ゲームショーで小島監督は「なぜプレイステーション3やXbox 360ではなく、PSPで作るのか?」ということをよく聞かれるので、ここで語らせてください」と、その理由をつぎのように語った。
「当然新世代機でやりたいですし、『MGS ライジング』のチームが楽しんで作っているのを横目で見ています。でも、20年後くらいにはどこかのコンピューターにネット接続するだけでいろいろなゲームが遊べるような時代になると思うんです。外からでも家からでも。そうなるとゲームをどこでも持ち歩けるようになる。そういう時代を見越していまPSPで『MGS』を出して、そういう状況を実験したかったんです」とあまり日本の据置き機のソフトの売り上げが芳しくない、据置き機の未来を見通しての発言なのかはわかりませんが、これらのサードパーティー側の開発者にとってはこのまま先独自路線で歩んでいく日本のゲーム業界だと、衰退してゆく一方になるとして業界に対してNOを突きつけた発言ってことはいささかあると感じました。
話が変わりますが、最近ではスクエニやコナミが積極的にローカライズしてる感じがありますし、外国ゲームメーカーのEPIC GAMESが日本にスタジオを置いて日本国内で求人募集したり新作を作ったりと日本のメーカーが欧米ゲームを販売したり、欧米メーカーが、日本向けのゲームを作ったりと近頃少しずつですが欧米ゲームと日本ゲームの「壁」が壊れつつあるような気がしました。
でも日本人には、欧米ゲームというのが敷居が高くて購買層が少ないので欧米ゲームを売ってもそれほど売れない気もします・・・
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